前回の記事からの続き。
speadfreaksbabyrocketdive.hatenablog.com
前述の通り、学生時代に音作りの面で行き詰まり失敗したマルチエフェクター。
確か2001年ごろ購入したのはZOOMのマルチエフェクター。昔から低価格のエフェクターをリリースしていたZOOMではあったが、この当時もペダル付きで最新のZOOMのマルチエフェクターは、一応イシバシ楽器の店員曰く初心者にはかなりおすすめ!って言われ、購入した記憶がある笑。価格は14,000円くらい。
結局たくさんある機能を全然使えず、封印してしまったのだが、これを機にマルチエフェクターから離れてしまった。
ZOOM G3nの登場
コンパクトエフェクターである程度音作りに小慣れた最近、コンパクトエフェクターを持ち運ぶのも重量が結構あり、もっと軽い方法が無いか検討中に知ったのがZOOM G3nだ。
よく言うのが一周回ると、マルチエフェクターを検討したくなると言うが、本当の話だ。
正直もうマルチエフェクターは懲り懲りだったので、導入はかなり渋ったのだが
心を動かされたのはアンプシュミレーターが付いていたからだ。
特にドイツのDIEZELアンプシュミレーターがあるのは、この価格帯のマルチエフェクターではZOOMぐらいだ。しかもHerbertのシュミレーター。*1
ここで描いた自分の中でのZOOM G3nの使い方はこうだ。
ギター→ZOOM G3n→JC120(リターン接続)
特に音量調整が難しいJC120の場合、リターン接続によって足元での調整のみにしてしまおうと考えていたのだ。
だが現実は残酷だった…
しかし現実にはこのようにいかない。
なぜかG3nから公式にライン接続に対応しなくなったのだ。*2つまりアンプのフロントインプットからの入力前提の設計のため、リターンに挿すなと。
雑誌の企画でもやっていて、ZOOM公式にはリターン挿しは認めないとのことだったので、これはDIYでリターン挿しを模索するしかなくなった。そう、リターン挿しはメーカーは認めていなくても、リターンにシールドを挿せば音は出力されるのである。
リターン挿しに関してのユーザーレビューではなぜか1番充実していたのは2ちゃんねるの掲示板で、概ねリターン挿しにすると音が篭ると言った使用レビューがいくつも書いてあった。
で、実際にリターン挿しで使ってみたのだがやはり音が篭る。
プリアンプやアンプシュミレーターに関して言うならば、リターン挿し前提で作ってもらいたいものだ。VH4pedalのように。
では、リターン挿しはやめたほうが良いのかと言うと、結論から言うならばやめたほうが良いと言わざる得ない。
しかし、先月発売されているエフェクター雑誌でも検証されているようにやれないことは無いのだ。だが、音が抜けた感じにするのにかなり調整を要する。例えばキャビネットシュミレーターとマイク設定までもイコライザと判断して、全てで調整するしかない。この設定が煩わしいのだ。
この手間をかけるのであれば、アンプフロントに挿して使えば、音抜けに関してはすぐに解決できる。
リターン挿しに関しては、音色調整に時間をかけれるか否かにかかっているのだが…これに時間をかけるのであればフロントに挿して使った方がめんどくさくないよなぁ〜。