SPEAD FREAKS BABY ROCKET DIVE

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BECK vs 風夏

バンドの漫画

 

 

 

どちらも講談社からの漫画だったはずだが

たまたま連載中の風夏って漫画を読む機会があって、既刊15巻を読んでみた。

 

BECKに関しては自分がリアルタイムで読んでいた世代ではあるので、連載中に全部読んでいる。

 

2つともバンドの話で、主人公が頼りない感じは一緒か。

骨太な話はBECKで、なんと言うか…今風な?話は風夏って印象。

今時の高校生はそんなにTwitterでつぶやくのだろうか。

 

漫画を通して感じる日本のフェス文化

BECKに関して言えば、携帯すら持ってない主人公だったし今読むと時代は感じるけど、これ日本がフェス創成期に始まった漫画であって、その文化が今も根付いているんだなって言うのは風夏を読むと伝わった。

 

風夏はまだ連載が終わって無いが、とにかく女性キャラが入れ替わり出てきて萎えるな…。

少年受けは良いかもしれないけど、ここまで女で固めるバンド漫画って必要か??

疑問だ。そのあたりBECKは硬派であるが、そこまで華がある漫画ではない。

 

BECKは海外編があり、このあたりが時代を現してるなって思う。

90年代って日本のバンドは海外勝負しなければいけない風潮があったと思う笑。

最近のロックバンドってワンオクが海外で演っているけど、WANIMAとかも本当は海外とかに行っても良いと思うんだよな。

WANIMAに関して言うと、実はWANIMAってマネジメントもピザオブデスがやっている。

ここ最近の横山健の発言をそのままWANIMAに実践させてるのもピザの戦略がメディア露出を狙ってるのがわかる。ここまでメディアに出ているのはある程度、功を奏していると思う。*1

 

ピザの戦略で、このWANIMAの活動はあると言うわけだ。

こういったバンドがメディアを使って結局どこまで日本で活躍できるのかは見守りたい。

 

日本だけで大きな存在になってしまう、音源は売れなくてもフェスやライブの規模が拡大しているのを見ると、そう言うお祭り騒ぎ的なものを日本人は受け入れる土壌を持っているんだろうな、もともと。

 

BECKを読んでる世代からだと、外の世界を経験しないとバンドは一皮むけないような気がするけど笑。

 

先行きは不透明だが、貴重なバンド漫画

風夏に関しては連載途中のため、まだ先はわからないが、あまり海外のバンドの話が出てない。海外描写が出るのは最終回近い回なのかと勝手な予想をしてみる。

バンドの漫画、音楽の漫画って難しいと思う。

BECKに関して言えば具体的な音楽の描写があってどのような音楽をやっていたのか、読者には伝わっていたと思う。

それも早い段階で。千葉はラップを歌い、コユキは歌モノを歌うという棲み分け。

 

風夏に関して言うとそういう音楽的な描写が無く、なんとなくでしか伝わってこない。

けど、元気な音楽をやっているんだなって言うのは伝わる。

 

ちなみに大まかな話しの流れはこの漫画、2つとも同じだ。

読んだことある人ならわかると思う笑。

 

今の高校生とかはこういうバンド漫画とか読んで、バンドやって欲しいとは切に思う。

*1:横山健の発言とは、バンドがテレビに出るのが格好悪いっていう風潮を取っ払うってやつです