アクション漫画の最高峰
HUNTERXHUNTERが先週から約1年振りに連載が再開された。
この漫画、自分が中学生くらいから連載している長期連載漫画であるが
もう誰もが知っている通り、休載が多い漫画として知られている漫画でもある。
ここの所の連載ペースとしては、1年半に1巻分の連載があるか無いかぐらいの連載ペース。
伏線がやたらあるので、一体いつそれが回収されるのかが全くわからないのであるが
ただ、間違い無く言えるのは現代のアクション漫画の最高峰である漫画だと思う。
連載当初は普通の少年漫画と言った感じであったが
幽遊白書、レベルEなどを経て辿り着いたHUNTERXHUNTERは
それらの漫画で培ったものをさらに昇華させた漫画だった。
この回からHUNTERXHUNTERが普通の漫画と異なる面白さを発揮する
カイトがネフェルピトーに殺さる回、このショットは話しの最後のページで
カイトとネフェルピトーの戦いは描かれずに、唐突にこのページで終わった。
これの連載当時はちょうど自分は大学生だったが、周りに聞いても
急に面白くなったっと言われ始めたのがこの頃だったと思う。
ただこの頃には相当休載が多くなっており、ジャンプ掲載話も下書きレベルでの掲載が多くなってきている頃でもあったし、長期休載が多くなっていた時期でもあった。
グリードアイランド編が終わり、キメラアント編突入時のほぼ前半くらいの話しで
ゴンがハンターを目指すきっかけとなった人物、カイトはキメラアント王の親衛隊であるネフェルピトーに殺されるのである。
この回こそが、普通の漫画とは異なるが話しが異常に面白くなったと思わせた回であった。
少年漫画の展開であれば、カイトは善戦し戦いは終えるべきだったのだろうが
作者はカイトを殺しているのである。
ラストがまだまだ見えない、モンスター漫画
現在連載中の回は話しが複雑過ぎて、子供にはさっぱりわからないだろう。
なぜまだジャンプでの連載なのか不思議なくらいだ。
最新刊の34巻には巻末に作者の解説までついてしまっている。
現在の暗黒大陸編も話しが壮大過ぎて、いつ終わるのかもわからない。
キメラアント編が確か8年近く連載にかかっていたので、それ以上かかるのか。
それにしても伏線を張り巡らせ過ぎており、暗黒大陸編とヒソカVS旅団の話しも
織り交ぜてしまっている。
しかしながら、最初に書いたとおり現代アクション漫画の最高峰であることは間違いない。大人になって読んでも心が踊る漫画を書ける作者はやはり天才だろう。