破天荒な生き様を書いた本
hideの実の弟が書いた本は、どちらかと言えば
「兄貴はこんな人だった」と言うのを身内から見た目線で書かれていおり
どちらかと言えばhideの本当に良い人柄を伝えたいという本だった気がする。
そして今回はhideの共同プロデューサーである稲田氏が初めて書く
hideの本、「君がいない世界」について書く。
この本はhideの音楽制作時の話と他に酒で暴れる話で構成されている笑
特にこの本を読んで思ったのだが、hideの死因は酒なんじゃないかと思ったくらいだ。
最近も酒の呑み方について失敗して、刑事事件まで発展していた某アイドルグループのメンバーがいたが、hideの呑み方も負けじ劣らずといった感じか。
特に後半はおそらくそういうむちゃくちゃな呑み方をしているのを本人自身どうにかしなければならないと思っているんじゃないのか?という描写まであった。
稲田氏のこの本のインタビューでもふれているけど、年々酷くなっていったという酒乱のひどさだ。
音楽制作秘話は今までより具体的に語られている
特に1stアルバム中心に語られているが
注目すべきは2ndアルバムのレコーディング前の話が面白い。
具体的には本を読んでもらいたいが、彼らがどうやってProToolsに辿り着いたのかが
書いてあって、それが今まで知らなかった話だった。
それはZILCHの321制作秘話に絡んでいるのだけど、詳細は本で。
ただ、この本JaZoo制作時の話はほとんど無い。
というのも、このブログにほとんど書いてあったため転載しなかったそうだ。
けど知らない話も多いんだよな…本のインタビューでBreedingのレコーディングについて話しているけど、この制作時の話はブログにもほとんど書いていない。
まぁけど、稲田氏本人もhideの酒乱を危険視していたのだなとこの本を読んで思った。
というかそれくらい酒の話は強烈だった。
hideが亡くなったのは
Xがうんぬんや、TOSHIがうんぬんの問題じゃないと思う。ただ単純に酒の呑み方が悪かっただけ…と感じてしまったかな。
ただ、自分は稲田氏と電脳音楽塾で話を聞いたからわかるけど
hideの音楽制作にかける想いってのは相当だったようだ。
彼は楽曲に魂を込めていたといっていた。それがプロフェッショナルだと。
しかし老けましたね…SPREADBEAVERの面々。2018年4月。
PATAの仙人化が止まらない笑*1