事前の予想より面白い映画だった
映画公開当日になり、この映画の主題歌はhideの未発表トラックである
HURRY GO ROUNDのTAKE2バージョンとニュースで上がり
川崎で深夜上映のものを先程観てきた。
この映画、hideのファンである人であれば前回のJUNKSTORYより
面白いと思うはず。
JUNKSTORYはhideを知る人達へのインタビュー構成で仕上げた映画であるが
こちらの映画はナビゲーターの俳優、矢本がhideが亡くなる直前を追いかけた
ドキュメント映画になっている。
たぶんナビゲーターはhideを知らない人なら誰でも良かったのでは。
一体どんな映画なんだと思っていたが、全体的なテーマはHURRY GO ROUND
の歌詞を追いかけ、本当にhideは自殺するような人だったのか?
というようなドキュメントだ。
未発表映像がふんだんに使われている
意外だったのが、かなり未発表映像が使われている点だ。
この話に出てくるセッションの映像がこの映画で出てくる。
この映像はプロモーションビデオの冒頭でまだ未完成のメロディを
hideが後ろ姿で歌っている映像が少し公開されていたが
今回長めにその映像が出てくる。
またhideの映像ではなかったが
JaZoo製作時の映像でhideが生前時のものはLAでのMIX時の映像。
また死後ではSPREADBEAVERのレコーディング風景の映像も出ていた。
KIYOSHIはくじらを使って弾いてたようだ。
また、今まで語られていなかった亡くなった当日のhideの様子も話が出てくる。
けどこの話、やっぱり酒に直結しちゃってて、アルコールさえ無ければ
hideは今も生きていたんじゃないかと個人的には思う。
映画を観終わって改めて感じたことは
もうhideってアーティストはいないんだなって個人的に強く感じて残ってしまった。
98年を思い出した。
HURRY GO ROUNDのTAKE2バージョン
この主題歌決定は、つい最近だったようだが
そもそもこの曲のTAKE2バージョンがあったのかと驚いた。
曲の発表当時、宣伝文句はファーストデモのボーカルを使って仕上げた、と。
それで今までに無い感じの少年のような声のhideボーカルと言われていた。*1
これから本格レコーディングする予定の前段階のボーカルを使っていたようだった。
hideは別バージョンのボーカルが結構あり
TELLMEも1997年録音版のボーカルテイクが存在し、実際に使われている。
ファーストデモ段階からTAKE2が存在していたのか?
内情はよくわからないが、20年振りに公開されたのはhideの
HURRY GO ROUNDのTAKE2バージョンとなった。
この曲はオリジナルとはメロディラインが若干異なり
アコギ1本、通しで歌い上げたようなテイクだった。
映画の最後にまるまる流れるので興味がある方は映画館まで。
*1:ファーストデモの場合、多くのアーティストは特別な気持ち、ピュアに気持ちが入るからこのような声の感じになったんじゃないかと当時雑誌に書いてあった