ストーリーに共感はできなかった
細田守の映画は何作目だろうか…
サマーウォーズから観て、たぶん5作目。
下記感想で、ネタバレ含みます。
今回の映画は歌手の中村佳穂が主人公の声優を担当していたが
まずこの中村佳穂の声優は良かった…というか
主人公が素朴な目立たない女子高生って設定に中村佳穂の演技が適していたと感じた。
中村佳穂もやっぱり声優って感じではまだまだないんだけど
その素人感がすごい合っていた役だったなぁと思った。
曲はかなり中村佳穂節が全開で、どう評価すべきなのか。
彼女の曲はLINDYって曲で知ったんだけど、このLINDYの曲はなかなかいかれてるなぁって思って聴いてて、誰なんだろってことで知った経緯がある。
曲が独特でなんのジャンルなのかよくわからない…ソウルアーティストみたいな笑
そんな楽曲が映画で流れる。
事前に伊集院光やクリス智子がラジオで良かったと話していたので、そんなに良いのかと期待して行ったのだが、正直ストーリーに関してはよくわからず。
まぁ伊集院光はIMAXで観て、音と映像が良かったと言っていたからそっちで観ておけばよかったかな。TOHOシネマズではやってなかった。
ストーリーに関して個人的によくわからなかったのだが、CMでも出てくるリュウというキャラクターに最後繋がる話ではあるんだけど、そのリュウと主人公の関連性がめちゃくちゃ薄くて、なぜそこに行き着くのって思うシナリオ。
それまでにたくさんキャラクターが出てくるのに、そのキャラクターはなぜか応援に回るだけ。*1
事前に主人公に近いキャラクターが今回リュウと繋がっていれば、まだ話は納得できたのではないかなーっという気がする。
あまりに主人公と縁が無さ過ぎて。
縁がなさ過ぎなのを選んだ理由の一つとしては、憶測ではあるけど
現代的な事情がテーマなのかとも思ったり。
遠方の人間がネットワーク(internet)で繋がり、共感する。
とか、そんな理由だったのではないかなと思う。
けど、物語としてそんな内容だと感情には届かなくて見応えが無いのかなと思ってしまった。
でも前作の映画よりは面白かったかな…。