再録好きなアジカン
アルバムとしてはこれで2枚目の再録。
昔ラジオでピストン西沢が言ってた。ソルファの再録がリリースされた当時
この人達は再録好きで本当にアルバム一枚まるまる再録してきた、と。普通やらないよって。
それから数年後、今度はサーフブンガクカマクラの完全版がリリース。
完全版と言うのは、当時のリリース時は江ノ電全駅を網羅してなかったと言う。
今回前回無かった駅名を入れて15駅名でのリリースだそうだ。
まぁWeezer好きならこのサーフブンガクカマクラと言う言い回しでピンと来るはず、そう
サーフ ワックス アメリカから来てんだろうなぁってずっと思ってますよ、わたしは。
にしてもアジカンってピストン西沢が言う通り、再録好きなのだ。
実は再録で言うなら通算3枚のアルバムを出してる。
1枚はソルファ。で、これがリリースされた付近で実は君繋ファイブエムもスタジオライブ録音で
全曲やって、これは確かベストアルバムのオマケで付いてたんじゃなかったっけ。
これが2枚目として、通算3枚目はサーフブンガクカマクラ。
スタジオアルバムでは2枚しか再録出してないが、いや2枚もなかなか凄いことだぞ。
普通、再録なんてレコード会社がOK出さないだろうな。
それだけ実績を積み上げて認められていると言うことなのだろうか。
このアルバムも最初ミックスし直しで過去曲が入ると思ってたら、なんと全曲再録。
アジカンみたいなバンドが若い時にリリースしたアルバムを再録するのはどうなんだろうなぁって
思ってたけど、聴いたらマジで再録!細かいところは変更があったけど、ほとんど当時のまま!
今渦中にある山下達郎が言うには、やはり音圧と言うのは大事だそうだ。
レコーディング技術が発展し、過去にリリースされた音源と現代の音源を聴くと音圧の違いだけでチープに聴こえると言う。
それは確かにそうで、例えばビートルズ。
彼らの音源は当然古いんだけど、やっぱり90年代にリリースされた企画アルバムとか聴くと音圧がショボくて全然良いと思えない。
これと当時リリースされたオアシスのアルバムとか聴いてどっちが良いかって言ったら間違いなくオアシス。だからビートルズなんて言う人はどうかしてると思ってた。
話を戻すと、そんな音圧の違いもあり
サーフブンガクカマクラ完全版は意外と良く聴こえる。
バンド自体変わってないから、若さは無くなったけどオリジナリティは失っていないアルバム、と言うのか。