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カセットプレイヤー AUREX レビュー

エモい…

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めちゃくちゃエモいわ、これは。

令和の時代にカセットプレイヤーを購入。

 

東芝製のAUREXというブランドでウォークリィーって言う一応リバイバル製品らしい。

でもカセットプレイヤー事情は良くなく、もう昔のように性能の高いウォークマンは作れないらしい。部品が無いためとか…。

 

もともとカセット熱が高まっていると言うのは知っていたが

自分達の世代は中学生までカセットが主流だった。

 

その後録音メディア、ポータルプレイヤーは短期間だけMDが担い、その後その市場は

iPodの登場により、だいたい現在までその市場が続くといったのが大まかな経緯。

すごい端折ってはいるが…。

 

カセット単体リリースってのも最近よく聞いていて、それで元ピザオブデス所属のバンド

comeback my daughtersが今年のライブをカセット単独でリリース。

それが自分のカセットへ回帰への始まり。

 

テープは簡単に手に入っても、やっぱりプレイヤーが無いので、それを手に入れるのが大変だった。

 

そもそも前述しているが、今出てるプレイヤーはチープなものしかリリースされていない。

昔のSONYのカセットウォークマンのような高機能製品はもう市場に無いのだ。

 

その中で少しでも良いプレイヤーを探したが

どうもフランスがテーププレイヤーに力を入れているらしく

だいたい高評価なものはフランス製。

さらに昨年ようやくクラファンで資金を募ったWe Are Rewindと言うプレイヤーがリリースされたようでそちらも評判は良いらしい。

 

しかしながら最早カセット業界の知見など自分には無いため、有力候補はWe Are RewindかAUREXのどちらかに。

 

値段から言ってAUREXかなぁ…と漠然と思いつつ…We Are Rewindは2万越え。

金額が安いAUREXの方がチープなんじゃないのか、とか。

そもそも評判を見るとAUREXは個体差が酷くテープ再生スピードがバラバラと言うレビューが散見していた。

 

さすが中華製とは思いつつ、そこは日本のメーカーとして出すんだから、検品が甘いんじゃないのとは感じるが、どうするべきか。

 

AUREXは単三電池駆動でBluetooth対応。

さらに国内メーカーである東芝製。けどプラスチック製でチープ感はある。値段は7,000円程度。

 

We Are Rewindはフランス製で充電方式、Bluetoothは対応しているが国内の技適認証を受けていないため、Bluetoothを使ってると違法になる。

躯体はアルミ製で高級感もあり、部品も長く保つように設計されているようだ。

 

でもこれ結局は音質かな、決め手は。

どちらが良い音なのか。

専門店で確認することにした。

中目黒にあるWALTZと言うカセットテープ専門店。

waltz Online | カセットテープの通販

結構駅から遠く、これは店主の拘りからだそうだが住宅街に出したい、と。

 

で、実際に店舗で聞いてみたら

実際値段差はあるが、どうも現代技術で作成しているものにそこまで大差が無いらしく

(一応、このAUREXもWe Are Rewindもテープリバイバルを狙った商品だから熱の入れようは同じと言う意味か)

かつ、上記の差があるため東芝製でも問題無しと判断した。まぁ個体差でテープ再生速度の問題が当たったら諦めて再交換するしかない。

 

それでAUREXを購入。

comeback my daughtersのカセット限定リリースの今年のライブ盤。

Comeback My Daughters 『LIVE (at)THE WALTZ』2 Cas...

もともと彼等は4人編成だったけど、今年サポート含めて8人編成になった。

管楽器が入るんだけど、これが哀愁漂ってカセットテープの音質も相まってさらにエモーショナルに。

結構昔の曲はやっていて、なんかそれもエモさを醸し出しているのかも。

 

テープって何が良いのだろうか

わざわざ今の時代テープで聴かなくても良いのだろうけど、それでもカセットウォークマンの世代としてはカセットは身近だ。

久しぶりに使ってみると、再生時にカセットを表裏にするのを忘れたりしていたが、もう30年くらい前に使っていたものだし、使い勝手は忘れてる。

※と言うか、これオートリバースってのが付いてないからか。昔のプレイヤーは勝手に表裏を再生してくれたのですよ…。

 

ではカセットの何が良いのか。

音質よりかは雰囲気を楽しむガジェット的な役割と言うのが頭にまず浮かぶ。

テープならではの柔らかい音質を楽しむだのなんだと、いろいろレビューを見たけど自分は雰囲気のみかな。

 

今の時代自分が聴きたいものをすぐに聴けないと言うのはちょっと違うとも感じるので。

 

プレイヤーについては

AUREXはアーティストが録音したカセットテープを聴くには問題は全くない。

一部長いテープを再生できなかったと言うレビューもあるけど、今のところそういった不具合は見られない。

巻き戻しとかは昔のウォークマンの方が速い…。

 

再生速度も問題なさそう。※ずれていると声色が変わるためそれで判断するらしい。

いや、でももっと音質が悪いものかと思ってたんだけど、普通に販売されているテープ音源はCDと一聴しただけでは聞き分けることは難しいくらい。

 

なので、アラフォー世代にはたまにテープ回帰することも推奨します。